 
従わない奴隷
第22章 抱き合う 心
週末の土曜日
日付が変わると
俺は
わざわざ
Barまで来てくれた
レイコと店を出て
ユウリの部屋へ
車を飛ばした
車を出す前に
ユウリに電話を入れたから
ユウリは
もう準備ができてたみたいで
アパートの前に
俺が車を止めて
着いたと
電話を入れると
すぐに
玄関のドアが開いた
玄関から
顔を出すと
ユウリは小さく俺に
手を振って
ドアに鍵をかけた
少し大きなバックを持ち
チラチラと
車の中の
俺を見ながら
小走りに
階段へと向かうユウリが
とてつもなく
可愛くて
待ちきれなくて
俺は
階段の下まで
ユウリに
会いに行ってしまった
 
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