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従わない奴隷

第22章 抱き合う 心


私の方が

好きだと思ってた



私の方が

好きで好きで
仕方なくて



嫌われたくなくて



怖がってると
思ってた





ライキさんが

そんなこと






思ってたなんて








知らなかった








ライキさんは

話し終えると

うつむき





私の指を



優しく

なぞりはじめた






「早く・・・



早く指輪
作ってやらねーと・・・」





ライキさんは


珍しく

小さな声で
つぶやいた






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