テキストサイズ

僕は絵しか描けない

第5章 仲直り

「そ、そうじゃなくて……」

問題がすり変わってると訴えようとするが、動揺しすぎて言葉が出ない。

「どうした? ピュアなチェリー坊や?」

詩子さんが笑いながら僕の頬をペタペタと叩く。

と、そのとき----


「もうやめてっ! もうやめてよっ!」

僕も詩子さんもビクッと震えるくらいに妹尾さんが怒鳴った。

「ひなたさん……?」
「妹尾さん……」

遂に妹尾さんがぶちギレた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ