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ツインズ・ラブ

第6章  文化祭の企画(Side司)

 イベントが成功するかどうかは、そのイベントの性質上、司会者や出場者頼みなところがある。行き当たりばったりみたいな危険性。だから、生徒会からさくらを出す予定だった。
「だったら、葉月にはいいアイディアがあるの?」
 僕の言葉に、葉月は頷き、
「チャリティーイベントにしたらどうかな」
 といった。
「日本は、今、国内のあちこちで自然災害による被害が起こっている。大雨、竜巻、津波被害など、被災地と呼ばれる地域は全国各地にある状況だ」
 確かに。
「鷹栖学園の生徒達は、昔から全寮制のため、全国各地から生徒があつまっている。地元の状況を憂い、地元のために何かしたいと思っている生徒もいると思うんだ」
 
 

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