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キャラメル、甘く

第2章 *未経験




撮影も無事終了して。



私と梶さんは事務所の近くの居酒屋でひっそりと打ち上げていた。ただ今深夜2時を過ぎたところ。



「いや〜望月!お前よくやった!」

「…梶しゃん、痛いです」

「いや、俺は分かってたんだよ。お前がやる女だってことはな!さすが、隆則の娘だ」

「…ヤる………」



梶さんのテンションが高くなるに比例して、私のテンションはどんどん下がっていく。



机にあごをくっつけて小さく溜息。


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