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【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~

第1章 ジル篇

ウィスタリア王国の
プリンセスに選ばれた月花。

数日後に控えていたセレモニーを無事終えると自身の部屋で安堵の表情を浮かべていた。


「お疲れ、月花様。セレモニーが終わったばかりで申し訳ないんだけど、夕食を食べ終わったらジル様の部屋に行ってくれる?」


セレモニー用のドレスを脱がしながら
ユーリが言う。


『え?ジルの部屋?執務室じゃなくて?』


「うん、忘れずに湯あみをしていってね」


目を瞬かせる月花を見て
ユーリはにっこりと笑った。


(……なんだろう)


『……うん、わかった』


不思議に思いながらも
月花はこくりと頷いた。

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