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【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~

第5章 レオ篇

その日の午後……

月花は勉強を教えてもらう為
レオの執務室を訪れていた。

眼鏡をかけたレオが月花の横に腰掛けると
国の歴史について説明してくれる。

『……』

それでも月花は相変わらず上の空だった。

すると……

「こら」

『っ!』

レオの手が月花の額をぺしりと叩く。

「今日は上の空だね」

『ごめんなさい…』

頬を染めて謝る月花にレオは口元を綻ばせる。

「……どうかしたの?月花チャン」

『え…?』

「悩んでますって顔にかいてあるけど」

レオは左手で頬杖をつくと
右手の指で月花の赤く染まった頬をつついた。



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