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【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~

第5章 レオ篇

「レオ殿、いらっしゃいますか」

扉の向こうで声がする。

(だ…誰…っ?)

月花の身体が一瞬にして強張りドアを凝視した。

レオも動きを止め、目線を扉に向ける。

「レオ殿?書類の確認をお願いしたいのだが、開けても宜しいか?」

どうやら声の主はレオと同じ
宮廷官僚のようだった。

今にも部屋に入ってきそうな勢いに
月花は一瞬にして青ざめる。

(どうしようっ…見られちゃう…っ)

月花は不安な眼差しをレオに向けた。

するとレオは……

「すみません。今、手が離せないので、そこで書類の内容を読み上げてもらえますか?」

何事もないように涼しい顔をして答えた。

「そうでしたか。では……」

相手は納得したのか書類を読み上げ始める。

(よかった…みられなくて…)

月花の唇から安堵のため息がこぼれると
そんな月花を見下ろすレオの口元が
ニヤリと歪んだ。

(レオ…?)

レオの笑みの理由がわからない月花は
僅かに首を傾げる。

するとレオは月花の両足を左右に大きく広げると自身の肢体を足の間にねじ込ませた。

(えっ…!?)

目を見張る月花を見やると
自身の口元に人差し指でしいっとポーズをとり
再び月花の中心に指を這わせてきた。

(っ!…レオ…っ!?)

指が月花の割れ目に差し込まれ
濡れているそこからじゅぷりと音が響く。

『っ!』

そして先ほどレオが丹念に愛撫した
敏感なそこを上下にゆっくりと擦りあげてきた。

『んんんーっ!』

身体を走るような快感に
月花の身体がびくっと大きく震え
その振動でテーブルがガタンと
音を立てて揺れた。

思わず喘ぎ声が出そうになり
月花は自身の口元を両手で覆う。

「……レオ殿?どうかされましたか?」

扉の外で書類を読む官僚が物音を聞いて
不思議そうに尋ねてくる。

「いえ、何でも。続けて下さい」

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