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君と僕とでイマヲツクル

第4章 それでも構わなかった

もちろん、メールも通じなかった

電話も

家に行ってみても、そこには表札のかわった家があるだけだった

そう、彼は誰にも告げずにひっそりと引越しをしたのだった

夏休みがあけ、学校にいってみるとやはり彼はいなかった

先生から引っ越したことが告げられた

私はもう、体の中がおかしくなったように

ただフラフラとしていた

何も考えられなかった

しばらくして女子の間で、彼が元カノと別れてから嘘告白をしまくっていたことが広まった

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