強制恋愛
第1章 *01* ありえない校則
ある春の朝…
あまりの息苦しさで目を覚ます
「んっ…う…!…ちょっと!」
私の抵抗ですっと離れていく唇
「…びっくりした?笑」
「びっくりしたもなにも…びっくりしたに決まってるじゃん!!」
満面の笑みで私を見つめているのは中2のときから付き合ってる悠希
悠希とは中2のころから付き合いだして今年で3年目!
「かってにはいってくるのやめてよね!//」
「だって高校生になってから沙紀一人暮らししてるし…合鍵くれたし…」
高校生になって1ヶ月、高校生になったら一人暮らしをしたいと親を説得させて私は憧れの生活を手にしたばかり
悠希には引っ越してすぐに合鍵をわたした
「沙紀と高校違うから会える時間も少ないし…朝くるしかないじゃん?」
…そんな悲しそうな目でみつめられたら怒れなくなっちゃうよ//
悠希は私の家から電車で5駅の場所に住んでいてそこにある高校に通っている
「もう一回キスしていい?」
「え///」
「ダメって言われてもするけどね」
チュッと軽いリップ音が部屋に響いた