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強制恋愛

第11章 *11*揺れる心




「え?」


振り向くと、そこには悠希がいた


「ゆ、悠希!」


悠希はにっこり笑った


「なんか久しぶりだね、沙紀」


私達はWデート以来会っていなかった


私も「うん」と言って頷いた


「あ…悠希くん…!?」


奈美はびっくりしたような顔をして悠希を見つめた


「あ、はい…なんで名前…」


悠希も悠希でなんで奈美が自分の名前を知っているのかびっくりしたみたいだった


「わたしがよく悠希の話ししてるの!親友の奈美」


私は奈美を悠希に紹介すると悠希は奈美にぺこっとお辞儀をした


「はじめまして、沙紀の彼氏の悠希です」


今の私には『沙紀の彼氏』という言葉がなんだか重く胸に響いた

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