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強制恋愛

第11章 *11*揺れる心



「蓮…?」


「ん?」


「薬とか飲み物とか冷えピタとか取りに行ってもいい?」





沈黙


「蓮?」


「すぐ戻ってきて」


ボソッと言って繋いだ手を離してくれた


わたしは小走りでリビングに行き薬や飲み物や冷えピタを持ってベットまで戻った


「…遅い」


戻ると蓮が布団の中から手を出した


「ごめんね…」


そんなに喉乾いてたのかな


ペットボトルを渡すと蓮はふくれっ面になる


「違う」


「え?蓮ってお茶嫌いだっけ…」


「飲み物じゃない…手繋ぎたかったの…」


ペットボトルを横に置き、再び私に手を差し出した


「///」


手を握るとまた満足そうににっこりした



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