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強制恋愛

第12章 *12*涙




『沙紀』


蓮は席から立ち上がった


「ん?」


『前も言ったけど、もう1回言っておく』


ジリジリと距離を詰めてくる


ここ教室だしみんな見てるんだから変なことしないでよ…?


「な、なに…?」


蓮は私の肩に顔をのせて


ボソッと小さな声で呟いた











前にも言ったよね?

何があっても俺が沙紀を守るから








それだけ言って蓮は私から離れた


そして『バイバイ』と言われた


私も「バイバイ」と言った









この時はまだ


何の意味もわかっていなかったんだ




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