強制恋愛
第14章 *14*蓮の過去
会社を継ぐ………!?
俺は目を大きく見開き父さんを見つめた
「私はやっぱり息子である蓮に継いで欲しい」
父さんは俺を真っ直ぐに見つめて微笑んだ
母さんも横でにっこりとして頷く
父さんの後を継ぎ社長になる
それは名誉なことではあるがきっとそれは俺の未来の自由を奪うことになるだろう
でも俺の答えは決まっている
今まで育ててきてくれた…本当の父のかわりにたくさんの愛情をそそいでくれた父の願いに背くことなど絶対にしない
「努力して父さんのような立派な人間になって会社をより良い会社にしていきます、約束します」
そう答えると父さんは嬉しそうに笑みを浮かべた