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強制恋愛

第15章 *15*守りたいもの



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『蓮?…今日どうしたの?…具合悪い?』



玲奈が心配そうに俺を見つめる



首を横に振ると玲奈はにっこり微笑んだ



『あと2ヶ月しかないもんね、いろいろ準備しなきゃね』



「うん」



『でも急でびっくりしたー! 突然留学しろとか言い出すなんて』



そう



俺は高校を卒業したらアメリカに留学することになった



それも玲奈も一緒に行き、俺のサポートもしつつ自分も英語について学ぶらしい



社長になるにはいろいろな観点からものを見れるような人間にならなければいけない と父に言われた



その言葉に頭が真っ白になる



留学といったら数ヶ月…という単位ではなく少なくても数年は向こうに住むことになるだろう



俺は沙紀と……会えなくなる



ずっと一緒にいたいと思っていた



でも俺はきっとこうなる運命だったんだ



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