強制恋愛
第15章 *15*守りたいもの
………………………
「『なにが沙紀にとって1番いいか…考えて?…1週間後にまた返事もらいにくる』…かぁ…」
奈美はオレンジジュースを飲みながらつぶやいた
「うん……」
『沙紀、今から家行くから!』と突然電話がきたのは2時間前
今は私の家で蓮と悠希とのいろいろなことを奈美と話していた
『……沙紀は悠希くんのこと好き?』
「……好き」
『櫻木先輩より?』
「!っう…ケホッ」
私はその質問に思わずお茶をふきそうになった
「……わからない……だから悠希と別れなきゃって思って……」
『悠希くんは1番じゃなくてもいいって言ってたんでしょ?』
「でも…そんな状態で付き合うの…申し訳なくて…」
そう答えると奈美はさっきまでの勢いはどこにいったのか、静かになってしまった