強制恋愛
第18章 *18*偶然…?
沙紀の親友、奈美目線
…………………
「いらっしゃいませ! 何名様ですか?」
どこの町にでもありそうなこじんまりとしたカフェテリア
……と思ってもらったら困ります!
わたしがアルバイトしているこのカフェテリアは実は従姉妹のお姉ちゃんが経営していて、一枚一枚丁寧に焼きあげるクリームもフルーツもたっぷりのパンケーキが大人気なんです
週末はちょっとした行列ができるほどの混み合い!
わたしはこのカフェが大!大!大好きでお姉ちゃんにアルバイトとして雇ってもらっています
『奈美ー、疲れたでしょ?ちょっと休憩していいよ!』
厨房からお姉ちゃんの声
「ありがとう!」
わたしは店の奥にある休憩室に入るとバイトの人達が5人くらいいて、いつにも増してにぎわっていた
《あ、奈美ちゃん!お疲れ様!》
「みなさんもお疲れ様です!」
このお店が大好きな理由の一つ、バイトの人達がみんな優しくて年齢関係なしに仲良しなこと…しかも全員女の人だから凄く居心地が良い