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強制恋愛

第18章 *18*偶然…?








「あの…他のバイトのみなさんは…」



『奈美ちゃんが倒れたって言いに行ったらすごく心配していたんですげど、なんかみなさん口を揃えて 早野くんの初仕事は奈美ちゃんの介抱 って言うんで…俺が見てたんです…あ、バイトの仕事のほうは奈美ちゃんのぶんまで働くから心配いらないと…』



きっとみなさんわたしと悠希くんを2人きりにしよう作戦たててくれたんですね……



しかもわたしのぶんまで働いてくれて……



本当に今日はみなさんに迷惑かけっぱなしだ……



『ごめんなさい…普通嫌ですよね…』



え?なんで悠希くんが謝るの…?



『男に、しかも同い年の俺に介抱されるなんて…でも倒れたのを抱きかかえてここまで運んだとき以外触れてないんで…心配しないでください!』



「そんな…こちらこそ本当にご迷惑おかけしました…」



…って



倒れたのを抱きかかえてここまで運んだとき以外…?



もしかしてここまで悠希くんがわたしをお姫様抱っこしてくれたの…!?



「えええっ」



『ど、どうかしました?』



「え、いや、何でも…あの…本当にありがとうございました…いろいろ…」



『いえいえ、元気になったみたいで良かったです』



悠希くんはにっこりと笑った



眩しいんですけど……



でも悠希くんと必要以上に仲良くしちゃだめだよね



親友の彼氏だし…



しかも最近復縁したばっかりできっと幸せの絶頂?って感じだろうし…



わたしは高鳴る気持ちにそっと蓋をした






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