強制恋愛
第8章 *08*お誕生日デート
「じゃ、映画観に行こうか」
「うん!」
私は2歩くらい先を歩く悠希の左腕に抱きついた
「⁈ …」
「…なんとか言ってよ」
抱きついたのはこっちだけど無言だと恥ずかしい…
「…みんな見てるよ?」
「え?」
ぱっとまわりを見るとみんなニコニコしながら私たちをみてる
な、なんかとてつもなく恥ずかしい!!
「ごめん…」
悠希から離れてまた2歩下がった
「バカ、隣にいろよ」
そう言って悠希が私の手を引く
「手繋ぎたい」
私の手を引いた悠希の手を握りなおす
「もう繋いでるじゃん笑」
悠希は笑いながらもう片方の手で私の頭をなでた