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近くて遠い

第37章 光瑠へ



もう何年も光瑠と一緒に過ごしてきたのに、

手紙を書くのは初めてて

緊張しちゃう。


うまく書けなくて

書き直してばかり…



実はね、

この手紙も5回目なの。



こんなこと言ったら、

光瑠に「バカだな」って

笑われちゃうかもね。






この手紙を光瑠が読んでるって事は、

きっと私はもうこの世にいないんだね。




ちょっと不思議な感じがする。

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