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近くて遠い

第38章 大事なもの

光瑠は手紙から顔を上げた。



悠月……



お前が去ってからもう3年…




俺は何をしていたんだろうか……




情けない…




今の自分は
悠月が心配だと言った姿だ…




こんな姿ではいけない──



変わらなくては──





真希……




今まで




俺はどれだけお前を傷付けたんだろうか……






─────────光瑠さんにとって…私は……なんでしょうか……






かつて真希は

震えながら光瑠の腕の中でそう尋ねた










真希……



お前は



俺の………









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