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近くて遠い

第47章 有川商事より読者の皆様へお願い

うそっ─…!

今私、酒田さんが救世主に見える…



「どういうことだ」



光瑠さんが片眉を上げて、酒田さんに尋ねる。


「アンケートを行う場所ですが、18歳未満の方は立ち入れない『無料で読める大人のケータイ官能小説』という場所でして…いわゆる、姉妹サイトですね。

17歳の真希さんは入場できない、よって必然的に投票も出来ません。」



酒田さんのたんたんとした説明に私は目を輝かせて息を飲んだ。



良かったっ…!
助かった…!
17歳万歳っ!



「18禁?官能!?また随分怪しい場所で…」


「いえいえ、素晴らしいサイトです。」


眉をひそめた要さんに酒田さんが言葉を返した。

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