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近くて遠い

第47章 有川商事より読者の皆様へお願い

───────…

「はぁ…」


会議室に一人になった酒田はプロジェクターの電源を切りながら、ため息をついた。


全く…

いい大人2人が、17歳の少女に…


そういつも思うのだが、高身長で威圧的な2人の前では、まさかそんなことを言えるはずもないので、我慢するしかない。


「ロリコンめっ…!」


酒田は日頃のストレスを吐き出すように一人そう呟いた。




一番頑張っているのはこの僕だ…



酒田はタブレットを操作すると、自身が作成したアンケートに、『酒田』の項目を密かに付け加えた。

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