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遺伝子の欲望

第3章 突然変異(とつぜんへんい)

「いや~!黎子が、翻弄されるなんて、生きてる内に拝めるとは思わなかったよ。松原さん応援しようかな!」


「香織!」


私が本気で睨むと、


「げっ!冗談だよ~。」


と、肩をすぼめた。


「それにしても、かなりゴーイングな人なんだね!」


「嘉之に引けを取らないわよ。」


香織は眉間にシワをよせて、


「ぐぅ…。嘉之の名前出さないでよ…。」


「ふふん!さっきの仕返しよ!」

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