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すき、かも

第2章 避難訓練



私たちの学校は土足で、その為に靴箱がない。

だから、階段を降りてすぐに玄関があり、その目の前にはちょっとした花壇のようなものがある。

そこで、私は、堕ちてしまった。

この先、ずっと囚われてしまう"初恋"とやらに。






その花壇の近くに、一人の細っこい猫背の男子が立っていたのだ。

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