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不倫彼女

第1章 さよなら先輩


「もう、別れよう」

「...俺の何がいけなかったんだ?」

「束縛、あと暴力」

「ごめん...俺変わるから、だから」

「さようなら。お元気で」




彼の言葉を聞き終わる前に

私は電話を切った。

そのまま彼の言葉を聞いて

いたら決心が揺らいで

しまいそうで怖かった。



3つ年上の彼だった。

優しくて私の事をとても

愛してくれた彼だったけど

怒ると手が付けられない。

更に束縛が酷かった。



男の後ろを歩くな、

私物を触るな、話すな。

ほかにもたくさん

ありすぎて覚えてない。



自分から彼を振ったものの、

電話を切った瞬間一気に寂しさが

押し寄せてきた。

これから先、素敵な人に

出会えるのだろうか。

もう彼と毎日メールは

できなくなってしまうんだ。



鳴り止まないバイブを

聞きながら、私は静かに

涙を流した。




寂しい。

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