
永遠(トワ)に愛す ~新たな恋~
第4章 すれ違い…そして…
「そういえば…
シンさんの誕生日って いつですか?」
裸のまま、ベッドの中で寄り添う2人…
「2月16日ですが…」
「じゃあまだ先ですね
お祝いとかしたいです ♪」
「ありがとうございます 私も美李亜様の誕生日 は当然…
クリスマスなどの行事 も行いたいです」
ニコッと微笑むシンに、美李亜は頬を赤くさせ思わず見入ってしまった。
先の話しができるなん て
…なんか幸せ…
何年経っても‥こうい う話ししたいな‥‥
‥‥‥何年経っても… ?
あることが頭をよぎり、硬直したように固まってしまった。
「どうしたんですか?」
「…うっ‥ううんっ
なんでもないっ…」
そうだ…
シンさんは永い時を生 きるヴァンパイア…
それに比べてわたしは ‥‥
…生きられる時間が違 いすぎる‥‥
「美李亜様
悩みがあるんなら言っ て下さい
それとも…
私では役に立てません か…?」
何とも言えない色気を漂わせ‥美しい顔がゆっくりと近づいてくる…
「そっそんなことはっ… 」
「…まぁ‥言いたくなっ たらでいいですが…」
どこか寂しげにそう言うと、シンはベッドから降り‥バッとYシャツを羽織った。
「今日は‥私に付き合っ てくれませんか?」
「えっ…?あ‥はい…」
なんだろう‥‥
