
永遠(トワ)に愛す ~新たな恋~
第2章 秘密…
翌日も、開店と同時ににぎわい始める店…
その中には美李亜の姿があり、隣にはシンもいた。
「シンさん…あの…
お仕事が終わったら‥ 時間ありますか…?」
「すみません…
他の人にアフターを頼 まれてしまって…」
「そう‥ですか…
すいませんっ‥急に誘 っちゃってっ…」
「いえ…
私こそ‥せっかくの誘 いを…
本当は‥美李亜様と一 緒にいたいのですが… 」
寂しそうに見つめるシンに‥美李亜の胸は高鳴りだし、その美しい顔に目が離せなくなってしまった‥‥
その顔は反則っ
シンさんに逢う度に… どんどんシンさんのこ と―――‥‥
他の女の人とアフター するって聞いて
嫉妬してる自分がいる ‥‥
「…じゃあ‥デート行け ない替わりに
今日は飲んじゃいます から♪」
「私もお供します」
無理に明るく振る舞う美李亜を‥シンは気にかけながら、ワインの入ったグラスに口をつけた‥‥
閉店まで楽しく飲んだ後‥美李亜は、誰もいない公園のベンチで独り座っていた。
今頃‥シンさんは他の 人とアフターしてるよ ね‥‥
考えるだけで‥胸が痛 い‥‥
「こんなところでなにし てるの?」
っ!?
突然‥同い年くらいのカッコイイ男が現れ、馴れ馴れしく隣に座った。
カッコイイけど
…でも…なにも想わな いし感じない‥‥
「わたしになにか用です か?」
「冷たいなぁ~
今にも泣きそうな顔し て
彼氏にでもふられたの ?」
「ちっ違いますっ!
わたしっもう帰るんで っ」
男の馴れ馴れしい態度に不快を感じた美李亜は、半ば怒り気味に立ち上がった。
その時…
