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時雨の短編集*

第1章 兄と妹


なんとか、電車に乗れた!
よかったぁ、遅刻しなくて♪


んっ…



モゾモゾ


えっ、なんかおしり触られっ…


後ろを振り向くと小太りのおじさんが、
息を荒くしていた…


やだ、これって痴漢だよね?…

なにもしないうちに、
手の動きが大胆になり
とうとうスカートの中に入ってきた。



ひゃっ やめ… やめてください…


どうしようっっ

こんな小さな声じゃ前にいる
お兄ちゃんでさえ気づいてくれない…


お兄ちゃんっ助けてっ!!

と心で叫んだ時…


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