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私の掏明くん

第5章 お出かけ中も



掏明「千尋、ごめんね…」

千尋「掏明?」

掏明「こんな時、男の俺が荷物を持つべ
きなのに…」

千尋「平気、重くないから」

掏明「…」


両手いっぱいの荷物
そのほとんどが掏明の服や下着などで
本来なら
掏明も半分、持つべきだったが
持てば街中、大騒ぎになるのは確実で
持ちたくても持つ事は
出来なかった…


千尋「あっ、また雨降りそう…」

掏明「本当だ」

千尋「バスで帰ろっか」

掏明「うん」


行きは歩きだったが
荷物もあるし帰りはバスを使う事に
乗る時、少し迷ったが掏明の姿は見えて
いないし
バス会社には申し訳なかったが
千尋は一人分の料金、200円を支払い
掏明とバスに乗った


千尋「(小声)直だから変な感じ…」

掏明「なんなら俺の膝に座る?」

千尋「…バカッ」

掏明「(笑)」


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