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不器用なタッシュ

第3章 高校時代

俺は、正に『若気の至り』だった…。


まっ…いっか!


軽いノリで、受け入れた。


「いいけど別に。」


付き合う内に、気に入るかもしれないしな。


「えっ!マジ!宜しくぅ~!」


正直ちょっと嬉しかった。


女子から自分が告白されるなんて、リアルに起きるなんて、夢みたいだった。 


「ははは…。」


ちょっと笑いが込み上げていた。


■□■□■□■□■□

「須永く~ん!一緒に帰ろう~!」


下校時刻になったら、倉持が教室に迎えに来た。


「えっ!何なに?嘉之、彼女出来たの?」


俺にとっては、一応親友の安岡優真(やすおかゆうま)が、ニヤニヤしながら言ってくる。

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