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…貴方に触れる瞬間…

第12章 恋人って…?

付き合って1日が過ぎた…


慎吾にメールをした…

『恋人なんだしなんかやりたいことない?慎吾初めてでしょ彼女!だからなんかしたい事…』


慎吾からすぐにきた!


ワクワクしながら…メールを開いた



『勉強』





あっ…邪魔したかな…
私ワクワクがなくなった



『ごめん頑張ってね』




慎吾から返信



『話題わざわざ作って
メールする意味ある…?』




えっ… わざわざって…別に… 意味って恋人だから…
私は言葉を失った
私の目から涙が流れ肌に透き通る… 冷たい…慎吾



勉強は分かるけど…つらいよ



私はごめんしか言えない


『ごめんけど恋人だし』



慎吾から返信


開くのが怖い



『テスト勉強前だから
メール電話いらん』




…涙が止まらない…
恋ってこんなに難しいっけ…

恋人ってこんなんだっけ…

辛くて悲しい


慎吾の気持ちが見えない

勘違いならまだ嬉しいけど
私には勘違いに聞こえないよ


好きだから…


慎吾は…じゃ…慎吾はなんのためにOKしてくれたの?

気まぐれ?


好きじゃないなら意味がないよ

そんなの恋人でも何でもない


慎吾は大学で離れる
あと1年しか一緒にいれない
思い出作るの今のうちじゃないの?

作りたくないの…



毎日涙流してるの知らないでしょ?慎吾…

私…あなたの気持ちがわからない …

見えないよ


幸せってなに



会いたいとか思わないの?


運命って信じたの…




私だけ?









名前よんでよ


愛してるって言ってよ


好きだからって…


私をギュッと抱きしめてよ…
好きだから…

手すら触れたことない


恋人の意味がわからないの?



私はわがままなの?


私がいけないの?



そうなら私はどうしたらいい



勉強の邪魔はしない…
けど…時間は作って欲しい





気持ちを聞きたいけど怖いの




悲しい…1週間メールできない…


慎吾…

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