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あなたがいてくれたから。

第19章 さよならクロール


 

「美佳さん、あたし歩いて帰ります。
 なんか、独りで歩きたい気分で……」

あたしは、慌てて美佳さんに言う。

「そうなのね。しょうがないわ。
 今回だけよ。
 じゃあ、明日の仕事忘れないようにね?」

美佳さんはあたしの何かを
      察知したのだろう。

「ありがとうございます!」 

あたしは別れてから少し歩いて

タクシーを拾って
   慌てて斗真君の家に向かった。

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