
あなたがいてくれたから。
第23章 あっという間の少女
「……美、奈美!」
「は、はい!」
驚いて起きた。
目の前を見たら
別人みたいになっている自分がいた。
「やっと、起きたのねー。
もうメイクさんに迷惑かけてたんだから。
奈美ったら寝ちゃって…」
「すいませんッ」
「だから、あんなに仕事詰めなければ
よかったのに……
まぁ、それはさて置き奈美、綺麗ね。」
「アハハッ、ドレスとメイクのおかげですよー?」
「本当に最近綺麗になってきているわよ?
一番近くで見ている
あたしが言うんだもの。」
「そーだといぃんですけどねー」
美佳さんがクスッと笑う。
「さっ、行くわよ」
