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あなたがいてくれたから。

第23章 あっという間の少女



舞台そでは暗いからよく見えない。

ステージの明るいライトが漏れて

その光を頼りにしてるよーな感じで…

だから、斗真君は後ろから
     軽く抱きついてきた。

見えないからってダメでしょ!

あたしはすぐさま解こうとした。



「ねぇ、今日の奈美綺麗すぎて
 困るんだけど」

「そりゃどーも。いぃから離して?」


こそこそ話してると目立つじゃん!

あたしの前にも斗真君の後ろにも

共演者の方々がいらっしゃるんだからー!


「ケチー。」

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