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あなたがいてくれたから。

第29章 心の端のソファー


(現在)

「って、訳で未遂に終わったの。」

「ふーん。なるへそ。
 それは奈美が悪い。」

「やっぱりだよねー」

「ぅん。」

「どーしよー」

「そりゃ、帰る前に一発
 かましておいたら?」

「え?あたしから?!」


「そりゃあそうでしょ。
 悪いのは奈美なんだからさ?」


「そーゆーもん?」

「そーゆーもん!まぁ、奈美さん
 ファイトー」


珠理奈が背中を押す。


「ハイハイ。」


あたしはぶっきらぼうに返事した。

がんばらなきゃ!

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