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あなたがいてくれたから。

第7章 彼女になれますか

【次の日】


今日はバラティー番組の特番の収録。

大物司会者さんに挨拶にいくために

廊下を歩いていたら

司会者さんの楽屋から男の人が出てきた。

なんか、いやな予感……。


「では、よろしくお願いしまーす!」


バタッ

男の人はこちらに向いた


ぁ。

 
目があった瞬間“ドキっとした”

その、男の人はやっぱり高橋斗真だった。


「ぉ!奈美ちゃん久しぶりー
 今日よろしくねー
 ぁ!そうだこのあとちょっといい?
 挨拶いくんでしょ?
 挨拶終わってからでいいから。
 俺の楽屋に来てくれない?」


あたしは、ドキドキしすぎて

返事すらまともに出来なかった。


「ハ、ハイッ!!」


そこで、高橋斗真とはいったん分かれた。


コンコンっ

「SKE48の松本奈美です!
 挨拶よろしいですかー?」


「どーぞ!どーぞ!」


「失礼します!」


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