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あなたがいてくれたから。

第34章 君について


その後は私だけ皆より早く自宅に帰宅。
薬を飲んで少し落ち着いたかなって
時に美佳さんが

「奈美、映画の話。
 もう進んでるから。
 頑張りましょうね。」

「え…ぁ、はい。」

あたしも、薄々気がついていた。
斗真くんがなぜこのタイミングで
別れを告げたのか。

美佳さんが手回ししたんだろうな。

「じゃあ、私はこれで。
 安静にしておきなさいよ?」

「はい。」

「お休みなさい」

「お休みなさい」

と、あたしの長い一日が終わった。

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