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あなたがいてくれたから。

第8章 水のないプール



「斗真君っ!ごめん待たせちゃった?」


うわっ、可愛いっ。

なんなの?マジで天使にしか見えない。

俺、やっぱ奈美に夢中なんだなー…


「ん?いやちょっと前にきたから大丈夫!
 映画、席とっておいたから行こ!」


「席とっておいてくれたのー?
 ありがとー!斗真君っ!」


「いいよ。さっ!行こう」


「うん!」

 
さっきまで握手してたんだよなー

なのに、この元気のよさ。(笑)

奈美、おもしれーっ☆

俺はくすくすと笑っていたら

奈美が?マークを浮かべてこちらを見た。


「やっぱり、奈美は可愛いよっ」


「っ!/////」


奈美は顔を真っ赤にして

俺の腕に顔をうずめた。

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