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あなたがいてくれたから。

第2章 ウッホウッホホ


クランクアップが一日以上も遅れていて

詰まっていることもあり、ピリピリモード。

それなら、まだしも私の妹役の女優が

下手くそとくれば現場がこうなるのも

無理はない。

「3、2、1、スタートっ!」

今にも泣きそうなスタッフの声を合図に

芝居が始まる。

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