
あなたがいてくれたから。
第11章 チャイムはlove song
あと、5分!
「みちる!あと5分しかないよ?!
どこで撮影?」
「えっと、2のC!」
あたしは、2のDだから隣?!
運が良くてラッキー☆
急いで階段を上った。
ついた……。
もう、周りには女子がうじゃうじゃ。
階段を駆け上がってきたせいか
息切れが半端じゃない。
人多すぎでしょ。
酸素が薄いっつーの!(笑)
「ハァ…ハァ…」
あたしは、壁に寄りかかった。
「奈美、大丈夫?」
「斗ー真っ!!」「キャーっ!!!」
女子の歓声が響き渡る。
