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禁断の果実

第3章 楓




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いまあたしの部屋には楓がいる



あれから公也が楓の唇の横に絆創膏を貼ってくれたみたいで、いまの楓はボ~~っとベットに横になっていた




「楓…?」



「なに…ちぃちゃん」



「…ううん、口…痛い?」



「…ちょっとね」



あたしはそっと楓の唇に触れ、頬にキスをした



「…なんでほっぺたにキス…?」


「…え?だって唇にしたら痛そうだし…」


「…ちぃちゃんは特別だから痛くない」



「…え?」


「ちぃちゃんが、もっとチューしてくれたら治るかも!」


「なに言ってんの?」


あたし達はケラケラ笑う




「ねぇ、ちぃちゃん。

今夜一緒に寝てもいい?」


「うん…いいよ?」



「やったっ」


満足そうに微笑む楓がなんか可愛い…

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