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黒い蝶

第3章 第3章

木梨の顔はムスっとしている

いつものことといえばいつものことだ

独占欲が強いのだろう

「待たせてごめんなさいね」

「俺だって暇じゃないんだよ。なんでこんなに店がある中でここに来てるかわかる?」

「ごめんなさい」


私は来てなんて頼んだことはない

自分から来てるくせに


「あーごめん。言い過ぎた。ママそんな顔しないでよ?キレイな顔が台無しだよ」

「許してくれる?」

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