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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「誰かのモノになる様な相手居ないから!」


悲鳴の様に言うと


「高橋さんは!?」


「なっ!」


また、高橋かっ!


「柴多、気にし過ぎだよ!」


「今日、コーディネートしたんだろ!」


何で知ってんの!


って顔をしてしまった私に


「ホームページ…写真出てたし、荒木からも聞いた。」


ガビ~ン!!


よもや、柴多に知られた事より、公に確実にワンセットにさせられていってる事にショックだった。


榎田部長…高橋さんに利用されてるんじゃ…。


高橋さんの意図も、不鮮明だし。


でも本人と対峙したら、また何してくるか解らない。


保科さんに相談してみようかな…。


またループに、ハマってると


「詞…。」


柴多の顔が、アップになった。

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