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僕の初恋。

第3章 誰よりも…

僕に気づいたようで、悠は笑顔で朝の挨拶をして来た。

「おはよう、悠人」
「…おはよー…」
「もうすぐで朝ご飯できるから、待っててな」
「…うん」

まだ寝ぼけた頭で、悠が出してくれた(砂糖とコーヒーの割合が7:3の)コーヒーを飲んだ。

んーっ!!
目、覚めたかも。

「悠人、食べるよ」
「うん」

僕は、フレンチトーストを食べて思わず笑みがこぼれる。

「美味しい?」
「うん!!すごくっ!」
「そ、良かった」
(こんなに笑顔で食べてもらえると、作りがいがあるなぁ)
「早く食べて用意しろよ」
「あっ!!泊まる準備するの忘れてた!」

僕は、焦りすぎてトーストを食べ終えてしまった。

「やっといた」
「え!?…あっ、ありがと♪」
「あぁ」

心から悠にお礼を言いたくなったのは、この時が初めてだった。

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