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僕の初恋。

第4章 先生が…先生だけが…



「…よしっ!!準備OK!!」
「じゃあ俺も行こ~」

二人で玄関の靴箱からスニーカーを取り出して、履き始めた。

「うぅ…ん…っと。できたぁ!!」
「いや、出来てないよ?見事な縦結びだね」
「え!?…頑張ったんだけどなぁ…」

僕が少し落ち込んでいると、悠が僕の前に来て目線が同じ高さになる。

「貸して?やったげるから」
「…ありがとっ!!」

悠人が女だったら、並みのアイドルよりは可愛かっただろーな
と、この時顔には出さなかったが悠は思った。

ガチャ
バタン
「家の鍵持った?」
「イエス」
「ソレデワ、イクゾ。ワガ、アイスベキヒトノモトヘ」
「あははっ!!悠ロボットみたい!!」

ガチャン
「戸締まりOK…一応お母さん連絡しておこう」
「そだね。…よろしく」
「あ、あぁ…だよな」

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