テキストサイズ

僕の初恋。

第4章 先生が…先生だけが…


悠人Side

寒い…。さっきからお腹も痛いし…。
すると人の足が見えて僕は顔をあげた。

「…せん、せ…い…」
「どうしたんだ?心配したぞ。こんな所じゃ風邪引くだろ?」
「…お腹痛い」
「ほら、家行くぞ」
「…うん」


唯月Side

車にのせて、俺の家に向かう。
その間に、悠人は寝てしまった。

「…ぼ、くは…せんせ、だけ…が、すき…」

泣きそうな顔を見て、助けてやれなかった自分が悔しくて悔しくてしょうがない。
もう、絶対泣かせないって決めたのに。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ