イジワル王子様
第1章 保健室
私はベットに転がり雑誌を開く。
保健室の先生は今職員室。
いつもは先生と話したりしてるけど。
今いないし。
他の皆は授業だし。
一人で暇。
少し体楽になったけど。
教室戻る気しないし。
もういいか。
今日は保健室で1日過ごすか。
小さい頃から体が弱いせいにして。
いつも逃げてたんだよね。
運動出来ないのを体が弱いせいにして。
でもさ、今更どうにもならないしさ。
そんなことを考えながら私は雑誌を見つめる。
あ、この人。
茶髪で色白で透き通るような瞳。
最近話題になってるモデルさん。
確か、神田 涼平(かんだ りょうへい)くん。
私より一つ年上で。
容姿端麗、頭脳明晰。
完璧すぎるくらいな人。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える