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キャンバスのキミ

第5章 部員

「ありがとう…」


「方向一緒なだけだから」


「うん…じゃあまた明日」


「ああ…」


今日は喧嘩しなかった。


穏やかにバイバイできた。


ほんの少し私の中の曽根君がいいポジションになった。


曽根君の後ろ姿がこの間より優しく見えた。



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