テキストサイズ

キャンバスのキミ

第10章 夏休みの部活

夕方近くになった。

「そろそろ、終わりにするよ」


「私も終わりにする」


画材を片付けて部室に鍵をかけて、曽根君と二人校門を出た。


二人で当たり前のように並んで歩く。


「送ってやりたいけど、今日用事あるから」


「大丈夫、まだ明るいし」


「悪いな…」


「ううん、じゃあ…」


「ああ、またな」


曽根君は少し小走りで先に帰って行った。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ